破風の劣化を放置してしまうと、次のような問題が発生します。
1.「太陽の光」
破風板(はふいた)は一般的なもので20年ほどの耐久性があります。
とはいえ、常に紫外線を受け続けているため傷みやすいのも事実です。
破風板(はふいた)の部材が木質系であれば、その傾向はいっそう強くなります。
特に南側に面している木質系の破風板(はふいた)は、塗装が剥がれるといった劣化症状が出やすくなります。
2.「雨風による腐食」
強風や大雨、台風の影響によっても破風板(はふいた)は劣化していきます。
傷んで塗装が剥がれた破風板(はふいた)に、水が浸入することが腐食の主な原因です。
木質系はサビは発生しませんが、腐食のリスクがあることを覚えておきましょう。
3.「自然災害による劣化」
雪の多い地域では、屋根から雪が落ちる際に破風板(はふいた)が破損する場合もあります。
また、屋根の雪が落ちるときに雨どいを壊してしまい、一緒に鼻隠しも剥がれてしまったというケースもあります。
雨どいの不具合を放置したことで、上手に排水できず鼻隠しに水が浸入してしまうケースもあるでしょう。
ゲリラ豪雨やドカ雪の後は、鼻隠し、雨どい、破風板(はふいた)(はふいた)を点検しておくと安心です。