破風塗装で建物をさらに守る!

破風(はふ)とは何か?
破風とは、屋根の側面を覆う板状の建築部材のことです。一般的には木材や金属、最近では樹脂製の素材が使われています。デザインや家全体の美観に重要な役割だけでなく、雨風や紫外線から建物を守るための機能を備えています。破風が正しくメンテナンスされていると、建物全体の寿命が大きく延びることにになります。

1.破風の役割とは?

1.「雨・風を防ぐ」

破風(はふ)の最大の役割は、雨や風を防ぐことにあります。
建物の屋根は上からの雨や風に対して強い構造になっていますが、横や下からの雨風に対して弱いという特徴があります。
破風(はふ)があることで、屋根裏に侵入する雨風を妨ぐ効果があるのです。

2.「雨どいの基礎」

切妻屋根の長手方向に取り付けられる鼻隠しは、破風板(はふいた)と同様の役割を担いながら、雨どい(屋根まわり)の基礎という実用的な役割も担っています。
雨どいは、雨水が壁に直接流れることを防ぐ重要な設備です。
雨水を雨どいに集めて流すことで、外壁塗装の劣化を防ぎます。つまり、住まいの耐久性を高める役割があるのです。

3.「防火」

破風板(はふいた)や鼻隠しには、雨や風から家を守るだけでなく、火災からも守る大切な役割があります。住宅火災は下から上へ向かって延焼するのが通常です。
窓から上がった火が軒に達するのは驚くほど早いため、破風板(はふいた)によって屋根裏への火のまわりを遅らせる役目があります。
こうした理由から、破風板(はふいた)には耐火性のある部材を使用します。

2.破風が壊れたらどうなる?

破風の劣化を放置してしまうと、次のような問題が発生します。

1.「太陽の光」

破風板(はふいた)は一般的なもので20年ほどの耐久性があります。
とはいえ、常に紫外線を受け続けているため傷みやすいのも事実です。

破風板(はふいた)の部材が木質系であれば、その傾向はいっそう強くなります。
特に南側に面している木質系の破風板(はふいた)は、塗装が剥がれるといった劣化症状が出やすくなります。

2.「雨風による腐食」

強風や大雨、台風の影響によっても破風板(はふいた)は劣化していきます。
傷んで塗装が剥がれた破風板(はふいた)に、水が浸入することが腐食の主な原因です。
木質系はサビは発生しませんが、腐食のリスクがあることを覚えておきましょう。

3.「自然災害による劣化」

雪の多い地域では、屋根から雪が落ちる際に破風板(はふいた)が破損する場合もあります。
また、屋根の雪が落ちるときに雨どいを壊してしまい、一緒に鼻隠しも剥がれてしまったというケースもあります。
雨どいの不具合を放置したことで、上手に排水できず鼻隠しに水が浸入してしまうケースもあるでしょう。
ゲリラ豪雨やドカ雪の後は、鼻隠し、雨どい、破風板(はふいた)(はふいた)を点検しておくと安心です。

 

3.破風塗装のメリット

破風を行うことで、以下の効果が期待できます

  • 防水性の向上
    塗装によって防水性能が向上し、雨水や湿気から破風材を守ることができます。

  • 美観の維持
    家全体の美しい外観を美しく保つにためには、破風塗装が欠かせません。 特に、色褪せや汚れを防ぐことが可能です。

  • 耐久性の向上
    塗装による保護膜が、破風材の寿命を延ばします。

4. 劣化のサインと対策

破風の劣化には以下のようなサインがあります。

  • 塗装が消えている。
  • 表面が黒ずんでいる。
  • 木材部分が腐食している。
  • 雨水の染みた跡がある。

これらのサインを発見したら、早めに弊社に相談下さい。 特に、劣化が進む前の早期対応が、修理コストの削減につながります。

5. 破風塗装の流れ

破風塗装の基本的な工程は以下の通りです!

1.
高圧洗浄
高圧洗浄で表面の汚れや古い塗膜をしっかり落とします。
2.基礎処理
劣化部分を補修し、木材の場合は防腐剤を塗布します。
3.下塗装
塗料を密着させるための下塗り材をしっかりし耐久性を高めます。

4.中塗り・上塗り
耐久性と美観を高めるために、さらに塗料を2~3回重ね塗りします。

6. 施工事例のご紹介

劣化した破風板の状態確認 施工前は、破風板に経年劣化による汚れや塗装の剥がれが見られました。 このまま放置すると、雨水が木部に染み込み、腐食やカビの発生に繋がる恐れがありました。
表面の洗浄・下地処理 破風板の表面をしっかりと洗浄し、細かい部分に残る汚れやホコリを取り除きました。 その後、研磨作業を行い、古い塗膜や浮き上がった部分を削り落とし、新しい塗装が密着しますしやすい状態に整えました。
  • 下塗りの塗布 下地処理後、下塗り材を均一に塗布しました。下塗りは新しい塗料の密着性を高める重要な工程です。

  • 中塗り・上塗り作業 中塗りでは破風板に最適な耐候性の高い塗料を使用しました。上塗りではさらに塗膜を重ね、美しさと防水性を向上させました。

仕上がりの確認 最後に仕上がりを確認し、破風板全体が均一に塗装されているところをチェックしました。施工後は見違えるほど美しく、建物の印象が大きく向上しました。

施工ポイント

  • 耐久性を考えた塗料選びに 使用した塗料は、雨風や紫外線に強い高品質の塗料です。耐久性が高く、美しい仕上がりが見られます。

  • 職人の丁寧な作業 細部まで丁寧に作業することで、ムラのない仕上がりを実現しました。

  • 適切な基礎処理 基礎処理をしっかりと行うことで、塗装の劣化や耐久性の低下を防ぎました。

7. まとめ:破風塗装で安心の住まいへ

破風は、建物の耐久性と美観を維持するために必要な部分です。
塗装をしながら定期的にメンテナンスを行うことで、雨風や紫外線からの被害を防ぎ、建物全体の寿命を延ばすことができます早めの対策で、トラブルを回避しましょう!

次回予告:塗装軒天の重要性とは?外壁・破風だけでは守りどころの住まいのポイント

次回は、『雨樋塗装』について詳しく解説します!軒天・破風と合わせて、家全体を守るための重要なポイントについて解説して行きますので楽しみにしていて下さい(^^)/
 

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